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その地に足を踏み入れて何を思う…。 気の向くままに旅立ち、その地に足を踏み入れる。青い空と海と広い大地が自身を包み込んでくれる。流れる雲の如く、大地を駆け巡り、陽の光を浴びては風に踊りて空に舞う。


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USA旅行記編 デス・バレー国立公園(三日目) ダンティス・ビューとハーモニー・ボラックス・ワークス

Dante's View & Harmony Borax Works(3rd day), Death Valley National Park, CA




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 州道190号線からファーネス・クリーク・ウォシュ・ロードへ入る交差点。これより道路を右折し進むとダンティス・ビュー(13マイルで)へと辿り着く。




1. デスバレー国立公園(三日目)、ダンティス・ビュー

・ダンティス・ビューへの道
 Stovepipe Wells Village →州道190号線(Furnace Creek Rd) →Furnace Creek →州道190号線(Furnace Creek Rd) →The Oasis At Death Valley →州道190号線(Furnace Creek Rd) →Furnace Creek Wash Rd →Dante's View Rd →Dante's View(距離:49.5mil=約79km/所要時間:62分)


ストーブパイプ・ウェルス・ビレッジからダンティス・ビューまでの地図



 画像手前の場所が一望できるダンティス・ビュー(ビュー・ポイント)、山頂(5705FT=1740m)にある駐車場の展望台から下りた処にある。此処ダンティス・ビューからの見下ろすバッドウォーターと全体の景観もまた格別なり。
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 デス・バレーの代表格の一つとされるダンティス・ビュー、此処の展望台からバッドウォーターが一望できる。まるで白い湖のようにも感じられる景観、遠くに望む山はテレスコープ・ピークである。紀元前24000年頃、デス・バレー此の一帯には巨大な塩水湖(マンリー湖)があった。その大きさは、現在のダンティス・ビューの位置をほぼ中心にして北はストーブパイプ・ウェルスの地よりも超えたグレープバイン(Grapevine)の処まで、南はアッシュフォード・ミル(Ashford Mill)までの全長に及ぶものであった。また標高3370mのテレ・スコープ山(パナミント山脈)を挟んで向こう側にはパナミント湖があったが、これ等の湖は約10000万年前から河川の水供給が減少すると塩水湖の水は次第に減少して、更なる乾燥化によってプラヤという地形が形成された。当時の水深は180数メートルであったと云われている。ダンティス・ビューから眺めると湖底の部分には白い色の塩が堆積している。周囲の岩山に含まれている塩分が雨水などの浸食によって湖底へと流れ込んで堆積したものである。※プラヤ=Playaとは、乾いた湖(Dry lake)を意味する。
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 展望台から観ると一見、湖のように見えてしまう。然し、白く見えるのは湖底で堆積された塩の結晶である。この湖底は海よりも低い海抜下282FT(-86m)にある。午後には眼下に見下ろすバッドウォーターへ行き、結晶で白く固まった塩の上を歩いている。
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 標高11050FT(3370m)の山、テレスコープ・ピーク(Telescope Peak)
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 帰路、ファーネス・クリーク・ウォシュ・ロード(Furnace Creek Wash Rd)からの眺め、砂岩肌の色が何とも美しい。
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2. ハーモニー・ボラックス・ワークス

 ハーモニー・ボラックス・ワークスは、ホウ砂(硼砂:borax)を産出した場所(跡地)である。ホウ砂とは鉱物(ホウ酸塩鉱物)の一種でホウ素の原料鉱物として工業的に使用される。その主な用途は耐熱ガラスの原料やエナメル塗料の原料、銀塩写真の現像液にアルカリ調整剤として添加される。植物の肥料ともなる。水溶液は弱アルカリ性となり、洗浄・消毒作用がある事から洗剤や防腐剤に使用される。
 ホウ砂(borax)は塩水湖が乾燥した場所で産出される事が多く、古くはチベットの干湖からヨーロッパへ齎されたが、19~20世紀にはアメリカ合衆国西部のデス・バレーでも産出されていた。※引用 wikipedia

 デス・バレーで採れる鉱物は食塩やホウ酸塩、滑石は堆積した蒸発残留岩に含まれているものである。デス・バレーでの硼砂は1881年に発見され、1883年にハーモニー・ボラックス・ワークスのウィリアムズ・コールマンがデス・バレーの地で精製工場を建設して1888年まで石鹸の製造や工業用に使用される硼砂の生産を行っていた。



 ハーモニー・ボラックス・ワークス(州道190号線にある入口)
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 このハーモニー・ボラックス・ワークスの精製工場から精製した鉱物(硼砂)は最寄りのモハーベ(Mojave)の鉄道駅までの165Miles(265km)の距離を2頭の馬と18頭のラバ(Twenty Mule Teams)によって輸送していた。1時間に約3kmの速度で移動して精製工場と鉄道駅までの距離を30日間を要して往復したという。然し、この硼砂鉱山を支えた輸送手段は不経済とする理由から後に廃止されている。
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 ホワイト・ゴールドとも称される硼砂の精製工場、当時の画像を用いた案内板
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 当時のハーモニー・ボラックス・ワークスの精製工場
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 ハーモニー・ボラックス・ワークスの精製工場跡
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 硼砂精製工場の一部
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 当時、硼砂の輸送に用いた荷載車、この荷載車は馬2頭とラバ18頭(20頭)によって牽引する輸送手段(Twenty Mule Teams)であった。
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by ex-bluemail | 2018-06-30 00:11 | USA旅行記 | Comments(0)

USA旅行記編 デス・バレー国立公園(三日目) ザブリスキー・ポイント 

Zabriskie Point (3rd day), Death Valley, CA




Mesquite Flat Sand Dunes 
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 ストーブパイプ・ウェルス・ビレッジ近くの州道190号線沿いにある砂丘。砂紋が広がる砂丘は、見慣れた一般的な風景とは異なる別世界を演出している。そして砂漠の砂は風の影響を受けて常に変動しているため砂丘には標識あるトレイルはない。砂丘を移動する際は目的地を選んで真っ直ぐ歩くのが無難である。日昇と日没時が最も美しい光景が広がる。但し、デス・バレーは何処でもそうなのだが・・、夕方や夜は涼しさのあまりガラガラヘビなどが現われるので要注意。
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1. デス・バレー国立公園(三日目)ザブリスキー・ポイント

Devil's Corn Field(州道190号線)
 Mesquite Flat Sand Dunesの近くにあるデビルス・コーン・フィールド、これより州道190号線を走りファーネス・クリーク(Furnace Creek)を通ってザブリスキー・ポイントへ向かう。
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Devil's Corn Field
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2. ザブリスキー・ポイントへの道

・Stovepipe Wells Village →州道190号線 →Furnace Creek →州道190号線(Furnace Creek Rd)→The Oasis At Death Valley →州道190号線(Furnace Creek Rd)→Zabriskie Point(29.3mil=約47km/所要時間33分)


・ザブリスキー・ポイントまでの地図
 Stovepipe Wells Village →Zabriskie Point google map




Furnace Creek
 ファーニス・クリークには空港、キャンプ場、ゴルフ場、ストア、レストラン、ガス・ステーションなど・・、デス・バレー国立公園局のビジッターセンターがある。入園料は此処で支払う事になる。
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The Oasis At Death Valley 
 1927年に開業した旧ファーネス・クリーク・イン(現ザ・オアシス・アット・デス・バレー)は、パシフィック・コースト・ボラックス・カンパニーの硼砂事業が不振を招くようになって以後、同社の経営するデス・バレー鉄道を救済する対策として建てられたのが此の豪華ホテル。鉄道は鉱山の閉鎖によって輸送手段こそは無くなったが、鉄道は新たな手段として観光客用に有効化された。車での移動が一般的となる時代以前の事で、この砂漠地帯のデス・バレーでは鉄道が通っていて多くのハリウッド映画俳優が列車で砂漠のオアシスと称される豪華ホテルを訪れている。1930年にデス・バレー鉄道が永久閉鎖されると観光客達は自らの車でデス・バレーを訪れるようになった。デス・バレーという地獄化した砂漠を観光リゾート地に変えた歴史的な豪華ホテルでもある。
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3. Zabriskie Point

 州道190号線を走りファネス・クリークを通ると、次のバッドウォター・ロードとの岐路に差し掛かる。この岐路の傍にはザ・オアシス・アット・デス・バレー(The Oasis At Death Valley)がある。更に州道190号線を進むとやがて右側にザブリスキー・ポイントの案内標識が見えてくる(ザ・オアシス・アット・デス・バレーからでは3.6マイル(約5.8km/所要時間6分位の距離)。その案内標識のある道路を右折して駐車場に車を止める。そこから徒歩で丘陵を上った処にザブリスキー・ポイントがある。このポイントに立つと其処からの眺めは此れ迄とは異なった景観が感じられる。風と雨水の浸食によって形成された波形上の砂岩峡谷は観る者を圧倒する。その凹凸なる山の形状は地球上の在るべき姿とは到底に思えない。まさに異次元の別世界に足を踏み入れたかの様な錯覚にさえ陥る。特に晴れた朝の陽が昇り掛けた頃には、陽光が斜めから射す事によって砂岩山の凹凸形状に光と影が現れる。その陽射しによって岩肌は黄金色に染まり時間の経過により異なった表情を現わす。そうした黄金色の輝きを発する光景は正に絶景の一言に尽きる。※ゴールデン・キャニオンへのトレイルヘッドは反対側にあるバッド・ウォーター・ロードから入る。

 特にデス・バレーでは何処でもそうなのであろう。大地には多少の植物が生えている程度で大小の木々はまったく生えていない。砂岩肌が露出している山と砂漠の大地だけが広がっている。デス・バレーで雨が降り出すと雨水は留まる処を知らず、そのまま急激な流れとなって流れ出す。高い砂岩山では雨水は鉄砲水化して下へ下へと急激に流れ込む。デス・バレーにはそのように雨水の流れによって浸食され形成された砂岩山が多い。ザブリスキー・ポイントは、そんな観光名所の代表格でもある。


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ザブリスキー・ポイントからの眺望
 黄色、ベージュ、クリーム色と色彩豊富な模様は含まれている鉱物が異なるためである。陽の光を受けて砂岩肌は黄金色の輝きを発する。時間の経過と共に光の当たる角度によって岩肌は異なった表情を現わす。
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by ex-bluemail | 2018-06-15 09:52 | USA旅行記 | Comments(0)

USA旅行記編 デス・バレー国立公園(二日目) レーストラック・プラヤ

Racetrack Playa (the 2nd day), Death Valley National Park, CA




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Racetrack Playa





1. 第2日目、 レーストラック・プラヤ(動く石)

 ストーブパイプ・ウェルスのホテルを早朝の6:15分に出発した。目的地はデス・バレーにあるレーストラック・プラヤである。其処には動く石があるという世にも摩訶不思議な場所である。ホテル前の州道190号線を走り、途中で左折してスコッティ―ズ・キャスル・ロードを通る。デスバレーならではの谷と砂漠の中を走る抜ける事になる。やがてグレープバインまで来ると、公安局(Grapevine Ranger Station)を超えたところの交差点を左折するユーべへーべ・クレーター・ロードに差し掛かる。

 そのユーべへーべ・クレーター・ロードを進むと、それまでの整備された舗装の道路とは異なり、レーストラック・バレー・ロードは砂利で覆われた道路を通る事になる。然も道路の整備が悪く大小の石が路上に転がっているかのように幾つも存在する。道路は急激な洪水などで破壊された処もあり凸凹だらけで少しでも加速するものならば、路上の凹みや石に車体をぶつけたり車体の腹が激しく当たる。かなり大きな鈍い音がする。普通車ではとても走れるような道路ではない。四輪駆動車(4WD)でなければ走れぬような悪路である。パンクや事故でも起こすものならば、帰還は難しいか不可能にさえなってしまう。然も、この道路を通る他の車が見当たらない。実際、この道路での往復で出合った車はたったの3台だけである。それ故に、かなりの低速で且つ慎重に走らなければ障害となる石や道路の凹みを避け切れない程の道路であった。砂利道と言っても砂も土もある。車で走ると土埃がこれまた凄い。車体は舞い上がる土埃で染まってしまった程である。”とんでもない所を走っている・・・” そう思いながらも前へ進むしかない。本当はこういった砂漠の悪路を走る事も予想して4WD車を予約していたのだが、生憎の事情と手違いによって普通車のレンタカーしか借りられなかった次第。それにしても車体が低い事もあって石に腹が強く当たる。ボコッボコッと大きな鈍い音を立てる。それによって車体(腹)がかなり傷付いてしまったようだ。





2. レーストラック・プラヤへの道

・Stovepipe Wells Village 州道190号線 →Scotty's Castle Rd Grapevine →Ubehebe Crater Rd →Ubehebe Crater →Ubehebe Crater Rd →Racetrack Valley Rd →Racetrack Playa (71.7mile=115km / 所要時間:2時間38分)


・レーストラック・プラヤへの地図





Scotty's Castle Rd
 スコッティ―ズ・キャスル・ロード、この道路を走りグレープバインを抜けて進むとスペイン風の建物(スコッテーズ城)に辿り着く。その城は1920年にシカゴの保険会社の重役であったアルバート・ジョンソンによって建てられた別荘である。現在では観光名所になってるのだが、2015年10月に発生した記録破りに嵐により洪水が発生して公園南部と北部が深刻な被害を受けた。この嵐と洪水によりグレープバインにあるスコッテーズ・キャッスル・ロードは破壊されスコッテーズ城も被害を受けた。その復旧工事と修復の為にスコッテーズ城はスコッテーズ・キャスル・ロードを含め2020年まで閉鎖されている(一部、被害と修復状況を知る為の洪水復旧ツアーは提供さている)。
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Racetrack Valley Rd 
 レーストラック・バレー・ロードを走ると今迄に見た事も無い奇妙な木を目にする。くねくねとした枝を有するサボテンにも似た木はジョシュア・ツリー(Joshua Tree)である。ジョシュア・ツリーの正式名称:学名はユッカ・ブレビィフォリア(Yucca brevifolia)といい、実は木ではなく植物のユッカに属する。名の由来は、19世紀半にモルモン教の開拓者が、砂漠の地で奇妙な形をした木が聖書に登場するジョシュアが天に向かって祈りを捧げる姿を連想した事からジョシュア・ツリーと名が付いたという。この植物の成長は意外と遅く一年で10cm程ぐらい、年輪が無いため樹齢を知るのは困難ではあるが寿命は数百年~千年とされている。成長すると高いものでは15mにも達する。ジョシュア・ツリーは、デス・バレーでは何処でも観られる訳ではない。実際、私がデス・バレーで観たのは此処、レーストラック・プラヤのあるレーストラック・バレーだけである。
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レーストラック・バレー(Racetrack Valley )& ジョシュア・ツリー(Joshua Tree)
 デス・バレーの此処レーストラック・バレーではジョシュア・ツリー以外に木らしき物はまったく見当たらない。
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Teakettle Junction
 レーストラック・プラヤに向かって石の多い悪路を走ると画像の場所に辿り着く。この場所はティーケトル・ジャンクション(Teakettle Junction)、前方に進めばレーストラック・プラヤ、左に進めばハンター・マウンティン。Teakettleは、確かにお茶を沸かすヤカンの事である。案内標識には沢山のヤカンが掛けてある。一体誰がこんな処にヤカンなど掛けるのか・・・?不思議がると思う。私も実際、不思議にも思いつつ見ていた。デスバレーでは高い気温の影響でラジエーターがオーバーヒートを起こして動けなくなった車の為に、道路脇に補充水が設置されているという。私も非常事に備えて水を入れた4ℓ容器を車に備えていた。最初こそは、その為に置いてあるヤカンか?と思ったが・・・。ヤカンには水は入っていない。ただ掛けてあるだけである。此処を訪れる観光者などがヤカンを掛けるのである。何の目的や理由に因るのかは不明だが、毎日のようにヤカンが掛けられるために、一ヵ月もすれば案内標識はヤカンで一杯になる。これはマズイとばかりに地元のパークレンジャーが定期的にヤカンを回収するという。それでもヤカンを掛ける観光者は後を絶たない。まるでイタチごっこである。これもデスバレーの此処ならではの名所でもある様だ。
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Racetrack Playa
 前方に見えるはレーストラック・プラヤ、此処から見ると湖のように見える。だが現在は湖はない。大昔は湖ではあったが、河川による水供給が減少すると次第に湖水が無くなり更に干ばつによって出来た平坦な湖底が残っているだけである。プラヤ(Playa)とは、乾いた湖(Dry lake)を意味する。レーストラック・プラヤの大きさは全長が4.5km、幅が2.1kmある。
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3. Racetrack Playa

 この地を訪れて見て先ず思った事は、湖底の表面が乾き上がってかなり固くなっている事であり、然も湖底は異常に浅く平坦に広がっている。湖底は大地の高さとあまり違わない(浅い)位置にある。大昔は深水のある湖であったようだが、河川の供給水が減少すると強い陽射しと温度によって湖の水はが蒸発しては湖底の泥のみが残されたようである。更に続いた高い気温によって乾燥した湖底表面が細かくも複雑に罅割れた状態で湖底全体に広がっている。また、冬の時期は急激な寒さにより湖底に溜まった雨水による水面では氷が張る事もある。こうした氷によって湖底にある大小の石が移動するという不可思議な現象が起きているのもレーストラック・プラヤならではの特異的な現象でもある。

 この不可思議な移動現象はSailing Stone(航海する石)、Moving rocks(動く石)とも呼ばれるもので1900年から観測や研究が行われて来た。これまでは様々な憶測や伝説があった。①「乾いた湖底に水が溜まった際に強い風により石が動く」という説、②強力な地場の歪みによる(フォース説)、③エイリアンによる仕業という(宇宙人設)、④細菌によって石を滑り易きしている(細菌説)、⑤地球の岩盤の磁気がマントルの対流などで移動する時に磁気を帯びた石が移動する(磁気説)、⑥風の吹力によって移動する(風説)、⑦デス・バレーでも高所にある事から冬期は氷点下になる事もある。この事から冬の雨水で湖底に水が溜まると、気温の低下により石が埋め込まれた様に氷床が出来る。それが移動する事により石の軌跡が出来るという(氷床説)などである。

 だが、⑦を除いては何れの憶測や伝説は確かな根拠や理由はない。先ず、宇宙人の仕業とする説は自然界の現象では考えられない事から突発的な想像の所産に過ぎない。それにレーストラック・プラヤには磁気を帯びた石は存在しない。また風力による移動説も数百kgある石を移動させるには時速240km以上の強風を必要とするなどの理由で不可となる。だが、石の移動した痕跡はどれも一定方向を示すものではなく、直線的でもあれば曲線的でもあり、また途中で進行方向が屈折するものもあれば進行を自在に方向転換する石もある。この様に石の移動には一定の法則性や傾向は見当たらない。どれもが無秩序で自由奔放な動きを示している。そうなると石そのものが不規則な動きをしているのではなく、石を動かしている物が不規則な動きをしている事になる。それを可能ならしめるのが⑦の氷床説である。以下にて示す。



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Grandstand 
 湖底にある唯一の岩島、画像手前に写っている湖底の直線と曲線は石が移動した軌跡ではない。湖底に進入した四輪駆動車などが走り回った痕跡である。
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Ubehebe Peak & Grandstand
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Sailing Stone 
 これが動くという石かいな?一見、何の変哲もない何処にも在るような石である。石に「おまえ本当に動くのか?」と訊いても石は硬い表情にして無口で答えない。
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 石が動いた様な痕跡がある。全長20センチ程の石であるが、何者かが故意に引き摺った跡とも見て取れる。これはヤラセ?それとも・・・?
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 此処の石は動いた痕跡はない。
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 レーストラック・プラヤでの動く石は2014年に、古生物学者のリチャード・ノリス(Richard Norris)とジェームス・ノリス(James Norris)によって解明されている。それは深さが7cm程の水の溜り場で氷の割れる音がすると石が移動したというもので、その石の速度は分速15フィート(約4.6m)とされている。
・石の移動する条件としては次の通りである。1. 乾いた大地(湖底)に雨が降り水が溜まる。2. 夜の冷え込み(冬期)で水面が凍結して、翌日の日光によって割れた氷の板が形成される。3. 陽射しによって氷が解氷され、次いで強い風が吹く事によって氷が押し動かされ、その氷の移動によって石が押されて移動する。小さな石から200ポンドの石まで動く(14kgの石が最も多い)とされている。
4. 風の速度は秒速3~5m、5. 風の力で移動できるには薄く石を押せる程の厚さ3~5mm未満の氷、6. 氷が自由に移動できる程度の深さと石を押すのに適切な水深7cm程の浅さが必要とされている。

 この様に石が自ら動くのでもなく、一定の条件に於いて強風によって氷を押し動かし、押された氷は石を押し動かし移動させている事になる。石の不規則な動き(軌跡)は強い風の影響(強弱と吹く角度)を受けた氷に因るものである。


・セーリングストーンの解明
 LA Times, The Washington Post






Ubehebe Crater

 Scotty's Castle Rdを走りグレープバイン(Grapevine)で左折してレーストラック・プラヤに向かうUbehebe Crater Rdを走ると Racetrack Valley Rdに差し掛かる手前に小高い丘陵がある。その手前を右に向かって進めばレーストラック・プラヤへと通じる訳であるが。この場所で左側へ進む道を辿るとウベへェーべ・クレーターがある。クレーターというと、決まって隕石の落下により出来た大きな窪みかと思われがちである。だが此処のクレーターは、巨大な蒸気爆発によって噴火して出来た火山噴火口のクレーターである。
 約300年前に溶岩が地下水と接触して、それが地下で水蒸気の高い圧力によって爆発を起こして噴火したもので、幅が05マイル(800m)深さ600フィート(183m)のクレーターとなったものである。
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Ubehebe Crater Rd
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by ex-bluemail | 2018-06-01 08:42 | USA旅行記 | Comments(0)